白い花【春】
春、心機一転のこの季節に咲く白い花をみると清々しい凛とした気持ちになります。
ピンクの季節に咲く白い花を花言葉とともにまとめてみました。
白い花はなぜ白いの?
赤や青の花には、赤や青の色素が入っているので、そう見えます。
光の三原色の赤緑青の光を混ぜると白くなりますが、色素を混ぜると黒くなるので白い色は作れないです。
それでも白いのは、白い花は花びらの中に空気が入っていて細胞の周りに空気があると、細胞と空気の屈折率が違うので、その境界で光がランダムに反射して、色々な光が混ざった結果で白になるのだそうです。
春の白い花々
■《デンドロビウム Dendrobium》
ラン科セッコク属の学名カナ読みでデンドロビウムです。
セッコク属に分類される植物の総称です。
白色のデンドロビウムの花言葉
「純粋な愛」「誘惑に負けない」
デンドロビウムについてこちもどうぞ
■《マーガレット Marguerite、Paris daisy》
18世紀のフランス王妃マリー・アントワネットにも愛されていたといわれる、マーガレットです。
白いマーガレットの花言葉
「秘めた愛」「恋占い」「信頼」
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■《ラッパ水仙 Narcissus》
香りの良い春の草花として昔から親しまれています。花のほのかな甘い香りは、天然香料として香水に使われています。
白の水仙の花言葉「神秘」
ラッパ水仙の花言葉「尊敬」
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■《ガザニア Gazania》
「Gazania(ガザニア)」は、古代ギリシアの哲学者アリストテレスなどのギリシア古典書物をラテン語に翻訳したギリシア人「ガザ」の名前に由来します。
英語では学名と同じ「Gazania(ガザニア)」や「Treasure flower(財宝のような花)」と呼ばれます。
和名では、勲章に似ている整った花の形から「勲章菊(くんしょうぎく)」といいます。
ガザニアは朝開いて夕方に閉じてしまいます。
白いガザニアの花言葉
「蜜月」「きらびやか」「あなたを誇りに思う」「身近な愛」
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■《桃の花 Peach blossom》
桃は中国より、弥生時代には日本に伝わっていたようです。
中国では桃の木に邪気払いの効果があると言われ、このため桃の節句の日に桃の花を飾ります。
桃の花言葉
「チャーミング」「気立ての良さ」「私はあなたのとりこ」「天下無敵」
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■《フリージア Freesia》
原種は花色が黄色か白で、それ以外のものは品種改良によって作り出されています。白はキンモクセイのような甘い強い芳香を放ち、紅・紫系は黄色ほど強くはありませんが甘酸っぱい果物の香りがします。
白いフリージアの花言葉
「あどけなさ」
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■《アリッサム Alyssum》
春になると小さい花をたくさん咲かせるアリッサムは地中海沿岸原産の多年草(一年草)です。「スイートアリッサム」の名前でも親しまれています。小花がたくさん咲き、花束のようにこんもりと生い茂る姿が何とも愛らしい植物です。
アリッサムの花言葉
「美しさを超えた価値」「奥ゆかしい美しさ」「優美」「飛躍」
■《ふきのとう Giant Butterbur》
早春に芽吹く「春の味覚」の一つで、その独特の滋味を待ちかねられる存在のふきのとうです。
ふきのとうの花言葉
「待望」「愛嬌」「仲間」
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■《 ふようかたばみ(芙蓉片喰)Grand Duchess oxalis 》
南アフリカ原産。明治年間の中頃に花卉として渡来した多年草です。
ふようかたばみの花言葉
「輝く心」「母親の優しさ」「喜び」
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■《エンドウ(豌豆) pea》
マメ科エンドウ属のエンドウ(豌豆)(学名:Pisum sativum)は別名をノラマメ、グリンピース、サヤエンドウといいます。日本ではエンドウマメ(えんどう豆)と言った名前が付いており、ヨーロッパ、西アジアが原産地となっています。
エンドウの花言葉
「いつまでも続く楽しみ」「永遠の悲しみ」「必ずくる幸福」 「約束」
■《ハクモクレン(白木蓮) Mulan white magnolia》
花の形が蓮の花に似ている木であることから、「木蓮」と書く。花の色が白いので「白木蓮」と書きます。
白木蓮(ハクモクレン)の花言葉
「気高さ」「高潔な心」「荘厳」「崇敬」「崇高」「慈悲」「自然への愛」「自然な愛情」
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■《チューリップ Tulip》
大きくてカラフルな花を咲かせるチューリップ。桜とともに陽気な春の色を感じさせる花です。チューリップの代表的な花言葉は「博愛・思いやり」ですが、色が変わると意味が全然違います。
白色のチューリップの花言葉
「失われた愛」
■《こぶし Kobushi magnolia》
コブシの花が上向きに咲くと晴天、下向きになると雨になるという俗説もあるそうです。
コブシの花言葉
「友情」「友愛」「愛らしさ」
■《ヒヤシンス Hyacinth》
ヒヤシンスは可愛らしい小さな花と甘い香りが魅力的な春の花です。
白いヒヤシンスの花言葉
「控えめな愛らしさ」「心静かな愛」
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■《アセビ(馬酔木) Japanese andromeda》
アセビの花言葉
「犠牲」「献身」「危険」「純真な心」「あなたと二人で旅をしましょう」
「万葉集」より
日本古来あるアセビは万葉の時代から愛されて、歌に詠まれてきました。そんな和歌のいくつかをご紹介します。
▪大伴家持
池水に 影さへ見えて 咲きにほう あしびの花を 袖にこきれな
【現代語訳】池の水面に影を映して、美しく咲いているアセビを袖にいれましょう
▪作者不明「万葉集」
わが背子に わが恋ふらくは 奥山の あしびの花の 今盛りなり
【現代語訳】あなたに恋をする私の気持ちは、奥山のアセビの花のように真っ盛りです
▪大来皇女「万葉集」
磯の上に 生ふるあしびを 手折らめど 見すべき君が ありといはなくに
【現代語訳】岩の上に咲いているアセビを折ろうとするけれど、それを見せたいと思うあなた(皇子)はもうこの世にはいない
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まとめ
白い花を見ていると、純粋なこころを持つことはとても大切だな…と、思いました。白く美しい花を見ていると、すーっと心が洗われて癒されます。
白い花まとめ ~冬編~ もどうぞ
白い花まとめ ~初夏編~ もどうぞ
〈桃色ピンクの花たちはこちらからどうぞ〉