白木蓮(ハクモクレン)の花言葉とこぶしとの違いは?花の季節は?英語

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白木蓮(ハクモクレン)


春になると白い存在感のあるふわふわとした大きな花ビラを持つ木蓮が一斉に花を開かせ木の枝ばかりで殺風景だったところが、突然に白く色付く美しい並木道が通勤路にあります。

ハクモクレンの花が一斉開くこの季節をとても楽しみにしています。白い並木道は、とっても心が洗われます。春の季節…新年度を迎えるにあたり、心機一転という感じで清々しい気持ちになります。

そんな白木蓮の特徴や花言葉について調べました。

白木蓮(ハクモクレン)とは


白木蓮は、モクレン属の植物です。厳密には木蓮(別名、紫木蓮)とは異なります。

白木蓮は樹高10~15mほどに生長し、つぼみのときは銀色の毛で覆われ、春になると新葉が出る前に大型で厚みのある白い卵形の美しい花を上向きにたくさん咲かせます。

紫木蓮に比べて開花時期が早く、2~3日ほど咲いた後に枯れてしまいます。花びらは肉厚で、満開になると強い香りを放つことが特徴です。花は、レモンやライムのような芳香を放ちます。

科・属名 モクレン科・モクレン属

英名 ・Mulan white magnolia
・Tulip white magnolia
・Lily white magnolia

別名 白蓮(ハクレン)
玉蘭(ギョクラン)

原産地 中国
開花期 3~4月
花の色 白

春、桜が咲く前に芳香のある大輪の白い花を咲かせます。3~4月頃が開花期です。白木蓮の性質の1つが開花期に葉っぱをつけないことがあります。また、花は完全に開ききらず、斜め上向きに白い花を咲かせるのが特徴です。

▪名前の由来
花の形が蓮の花に似ている木であることから、「木蓮」と書く。花の色が白いので「白木蓮」と書きます。

方向指標植物(コンパス・プラント)

早春のツボミを見ると、尖った先が一方向になびいているように見えます。これは、ツボミが大きくなる過程で、良く光が当たる南側が特に生長して膨らむことから、先端は一様に北を向きます。

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このため、北の方向を示す目印になります。同じように、モクレンやコブシ、タムシバも、早春のツボミはほとんどが北を向きます。

早春の山では、コブシやタムシバの花は磁石代わりになる木として知られ方向指標植物(コンパス・プラント)とか「磁石の木」などと呼ばれることがあります。

白木蓮(ハクモクレン)とこぶしとの違い

白木蓮とよく似た花を咲かせる「こぶし」という植物がいます。同じモクレン科・モクレン属で、白い花を咲かせるので、見間違うことがよくあります。そこで今回は、白木蓮とこぶしの見分け方についてご紹介します。

▪白木蓮

開花期 3月中旬~4月下旬
花びら ・6枚+萼3枚
・8~10cm
・幅広く、厚みがある
咲き方 斜め上~上向きに閉じた形
葉っぱ 開花中は葉っぱをつけない
8~10cm

▪こぶし

開花期 3月下旬~5月上旬
花びら ・6枚
・4~5cm
・幅が狭く、少し薄い
咲き方 横向き~斜め上などいろいろな方向へ開いた形
葉っぱ 開花中は葉っぱを花の下に1枚だけつける
4~5cm

白木蓮(ハクモクレン)の花言葉

『気高さ』『高潔な心』『荘厳』『崇敬』『崇高』『慈悲』『自然への愛』『自然な愛情』

『気高さ』は、モクレン属の中でも、白木蓮につけられた花言葉とされています。イギリスの王宮植物園園長だったジョセフ・バンクス卿がモクレンを中国から導入したときに、「枝先にユリの花がついている木」と評したことにちなんでいます。

まとめ


モクレン科の植物は、春の訪れを感じさせてくれる花木の1つです。白木蓮は、木蓮よりも大きく生長したくさんの白い小鳥が枝にとまっているように見える花姿が独特です。

花の開花期間が短いですので、春になったら白木蓮の花の前で立ち止まって、その姿を眺めてみると上品な香りに包まれて爽やかな春のひと時を過ごせることと思います。

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