春の花カランコエの種類・多肉植物・可愛い花と葉の特徴・画像・綺麗

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カランコエ
【Kalanchoe】


暖かくなるのを待って待って…、やっと開いたたくさんの蕾たち、寒い時期から蕾を付け始め硬かった蕾が少しずつ膨らみ、少しずつ柔らかみを帯び…。

暖かい春の日差しに包まれた今日、ほころび花開きました。『待ってたよ』そして、『今年もあえてうれしい!ありがとう。』

そんな花開くのを心待ちにしていた花、カランコエについて調べてみたいと思います。

カランコエとは

科・属名: ベンケイソウ科カランコエ属
和名: カランコエ
別名: 紅弁慶(ベニベンケイ)
英名: Kalanchoe
原産地: マダガスカル島、南アフリカ、東アフリカ、ソコトラ島
色: 赤、ピンク、白、黄、オレンジなど
開花時期: 11月~5月
誕生花: 2月25日、12月11日

カランコエは、サボテンと同様に多肉植物であり、肉厚な葉に水を貯めることのできる植物です。また、日の長さが短くならないと花が咲かない短日植物であり、開花時期は秋から春になります。栄養繁殖能力も高く、とても丈夫で育てやすい植物です。

マダガスカル・東アフリカ・南アフリカ、中近東、東南アジア、台湾、中国、西南諸島などにおよそ100種が分布する植物です。分布域は広いですが、大半はマダガスカルと東アフリカに集中しています。

種によって姿形は様々です。鉢花として栽培されるものもあれば、ユニークな姿の葉を鑑賞する多肉植物として扱われるものもあります。

種類

花の形によって主に三種類あり、トウロウソウとマダガスカルベンケイ、リュウキュウベンケイがあります。

トウロウソウはガクが大きく下向きに向かって咲く種類です。マダガスカルベンケイはガクが小さく下向きに向かって咲く種類、リュウキュウベンケイは花が上向きに向かって咲く花です。

花が上を向いているか下を向いているかで花の印象は大きく変わりますが、カランコエは花が上を向いているものも下を向いているものもあり、同じ種類だと思えないものもおおいです。

しかし、どの花も小さな花が密集しているという共通点があり、どれもかわいい印象です。

▪ブロスフェルディアナ種〔K. blossfeldiana〕

一般的に鉢花として親しまれているのは、ブロスフェルディアナ種〔K. blossfeldiana〕から改良された園芸品種で、それらを指してカランコエと呼ぶことも多いです。

日本には昭和6年に入ってきて、ベニベンケイの和名があります。色彩が乏しくなりがちな冬から春に鮮やかな色の花を咲かせます。

ミニ鉢植えはお菓子のようなかわいらしさがあります。大鉢仕立ては堂々としていて美しいです。

ドイツで改良が始まり、次いでオランダやアメリカ、日本でも育成され、様々な園芸品種が生まれました。

葉っぱは分厚くて多肉質、表面に光沢があります。

草丈10cm~20cmの矮性種(わいせいしゅ)と30cm~50cmの高性種があります。

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何本もの花茎を出し、先端に1cm程度の小花をたくさん付けます。花色は紅色、オレンジ、ピンク、黄色、白、クリーム色、アプリコットなどがあります。

花びらが幾重にも重なった八重咲き種もあります。

その他、鉢花として普及しているカランコエにウェンディ〔’Wendy’〕とテッサ〔’Tessa’〕があります。

いずれも違う種同士を掛け合わせてつくられた交雑種です。オランダで作出されました。

▪ウェンディ〔’Wendy’〕

ウェンディーはマンジニー種〔K. manginii〕を元に改良した園芸品種です。這うように茎が伸び、花茎を細かく枝分かれさせ、先端を少し絞った釣り鐘状の花をたくさん咲かせます。花色は赤みがかった紫色で、吊り鉢(ハンギング)に向きます。

▪テッサ〔’Tessa’〕

テッサはグラシリペス種〔K. gracilipes〕が元となっています。ウェンディーに草姿が似ていますが、花はやや細めの筒状になります。花色は朱色です。

多肉植物


鉢花として普及しているのは数種ですが、葉の形がユニークなものが多く、様々な種が多肉植物として栽培されています。

▪セイロンベンケイ〔K. pinnata〕
代表的なものです。葉のフチからたくさんの子株を吹きます。

▪ツキトジ(月耳兎)〔K. tomentosa〕
ややふっくらと厚みのある葉にふさふさの毛が生えています。

▪センニョノマイ(仙女の舞)〔K. orgyalis〕
葉に茶色い毛が生えていて、草丈は最大3mにもなります。

▪ハクギンノマイ(白銀の舞)〔K. pumila〕
葉の表面に白粉がついています。

カランコエの花言葉

「幸福を告げる」「たくさんの小さな思い出」「あなたを守る」「おおらかな心」

「たくさんの小さな思い出」という花言葉は、この花の姿に由来するとされています。

まとめ


多肉植物のカランコエには、たくさんの種類があり、多くの園芸品種が生まれていて、花色も豊富で花形にもバリエーションがあることと、長い期間花を楽しめることがわかりました。

次回は、毎年花を咲かせるために必要な育て方とカランコエの素敵な花言葉を紹介します。

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