クリスマスローズの花言葉・育て方・植え替え(株分け)の時期・英語で

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クリスマスローズ
Christmas rose (Helleborus niger)


クリスマスローズ…とてもロマンチックな名前の植物です。そんな素敵な名前が付いているにふさわしい品のある花を咲かせる植物です。

そんなクリスマスローズについて調べてみました。

クリスマスローズとは

クリスマスローズは、冬から春にかけて花を咲かせる常緑性の多年草です。クリスマスの時期にバラのような美しい花を咲かせることから名付けられました。

純真な心の贈り物として扱われておりキリスト教の逸話にも登場する神聖な花です。

多くの草花が花を枯らす中、12〜4月に花を咲かせ、特に2~3月頃が見頃の季節です。寒さの中で花が顔をのぞかせる姿からは美しさの中にたくましさも感じられます。

科・属 キンポウゲ科・ヘレボルス属
和名 寒芍薬
英名 Hellebore、Christmas rose
学名 Helleborus 、Helleborus niger
原産地 ヨーロッパ・西アジア
開花期 10月~4月
花の色 赤、白、紫、ピンク、黄、緑、青、黒

学名のヘレボルス(Helleborus)は、ギリシャ語の「殺す(Helenin)」と「食べ物(bora)」の2つの言葉が合わさったものです。

これは、クリスマスローズの根の樹液に含まれる毒をとって狩りに利用していたことに由来しています。

日本ではヘレボラス属を全てひとくくりにクリスマスローズと呼びますが、本来はクリスマスの頃に開花する「ヘレボラス・ニゲル」を指す名前です。

他には、咲き方や色が豊富な「ヘレボラス・オリエンタリス」や、グリーンの特徴的な花の形状が面白い「ヘレボラス・フェチダス」等、たくさんの種類があります。

クリスマスローズには全体に毒があり、茎や葉の汁が皮膚に触れるとかぶれや炎症を起こすことがあります。死ぬことはありませんが、手入れの際には必ず手袋をした方が良いです。

また根の部分には、へレブリンという毒性分があります。これには心臓の動きを収縮させる力があるので注意が必要です。

花言葉


クリスマスローズの花言葉
「いたわり」「追憶」「私を忘れないで」「私の不安を取り除いてください」「慰め」・「スキャンダル」『安心させて』『不安を和らげて』

『追憶』『私を忘れないで』など、ちょっとセンチメンタルな気持ちにさせる花言葉がつけられています。

多くの草花が花を枯らす中、12〜4月に花を咲かせ特に、真冬の2~3月頃が見頃の季節です。雪の間から花が顔をのぞかせる姿からはたくましさが感じられますね。

人の心を癒し、怒りを鎮め、遠く過ぎ去った時代を思い慰めるかのような花言葉が散りばめられています。

俯きがちの花に由来しているのか、少し後ろ向きの花言葉が多いクリスマスローズです。後ろ向きながらも、思いやりのある素敵な花言葉をもっています。

育て方


毎年花を咲かせる多年草の植物で、寒さに強く育てやすいのが大きな特徴です。

日当たり


直射日光に当てると葉が傷んでしまうことがあります。半日陰を意識して植えると良いです。木の下などに植えるのも、良いです。

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日当たりが良すぎると乾燥の原因になり、そのまま放置していると枯れてしまうこともあります。春や秋は日に当てて、夏は日陰、冬は霜よけを活用して日を当てるとよいです。

水やり


《夏》
クリスマスローズの休眠期は夏です。休眠期なのでそこまで水は必要ないですが、害虫が付きやすくなる時期とも言われていますので、水やりを行なうときは、クリスマスローズの葉の裏側にも水をしっかりと掛けてあげるとよいです。

これによって虫を洗い落とす効果があります。

クリスマスローズ自体は乾燥に強い植物ですが、夏場の場合、気温の上昇などで極度に乾燥すると水切れを起こすこともありますので様子を見ながら水やりを行なうとよいです。

《冬》
冬場はクリスマスローズの生育期です。夏の休眠期が終わり、秋に鳴って気温も下がり少し涼しくなってくると、クリスマスローズは生長し始めます。

秋には土が乾燥したら水やりを行ないますが、土が濡れて湿っているのであれば水やりはしないでください。

冬場の水やりは必ず午前中に行ないましょう!何故かというと、午後に水をやってしまうと土に残っている水分が夜から朝の冷えで霜柱になり、株自身を傷めてしまうからです。

もし水切れでクリスマスローズの株に元気がなくなって、ぐったりとしていたら、鉢植えの場合は鉢底から水が染み出す程に水やりを行い、日陰で回復させます。

元気になってきたら半日陰に再び戻して育てます。

肥料・追肥


肥料は、生育期である冬から春にかけて液肥を与えます。

一般的な草花に与えるような液肥を、1週間から10日に1回を目安に与えます。定期的に与えましょう。

休眠期である夏場や、半休眠期である秋口などに肥料を与えると、帰って株を傷めてしまうことがありますので温かい時期には肥料を与えてはいけません。

植え替え・植え付け


苗から鉢で育てる場合は、二回り大きめの鉢を用意しましょう。可能であれば庭植えが望ましいですが、マンションなどで難しい場合は大きめの鉢で育てるということを覚えておきましょう。

少々根が傷ついても枯れません。土を落とす時に、根の部分が固まっていたら土を落とすことを優先させます。

こうした植え付けは10月から12月に行うのがおすすめです。

クリスマスローズは3年で根詰まりを起こすと言われていますので、植え替えをする場合は3年に1回のペースと覚えておきましょう。

3年を過ぎて同じ鉢で放置していると、根詰まりを起こし、水切れしやすくなりますし、葉が黄色く変色し、枯れる原因となります。

増やし方(株分け)


クリスマスローズは長く楽しめる植物なので、株を増やして楽しむことも出来ますが、挿し木や挿し芽は出来ない品種です。増やすのであれば株分けか種まきしかありません。

クリスマスローズの場合はこぼれ種で増えることもあるので、長期的の育てると自然と新しい株が親株の近くに出来ていることがあります。

まとめ


水はけや日当たりには注意しながら育てていかなければいけないということがわかりました。

株分けが行えるように大切に育てたいと思います。

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