フリージアの花言葉(色別)と由来・育て方と花の季節-時期・香水-英語

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フリージア

Freesia

暖かな春の風に吹かれて、ふわ~っと、春のいい香りを漂わせるフリージアの花。この素敵な香りの空気を吸うと幸せな気持ちになり心癒されます。

そんな明るい光をいっぱいに浴びて天に向いて大きく開くフリージアの花の花言葉と育て方について調べてみました。

フリージアとは

科・属名: アヤメ科フリージア属
和名: 浅黄水仙(アサギスイセン)
別名: フリージア、香雪蘭(コウセツラン)
英名: Freesia
原産地: 南アフリカ
色: 黄、オレンジ、赤、ピンク、白、青、紫フリージアの季節・開花時期

旬の季節: 春
開花時期: 3月~4月
出回り時期: 12月~6月(最盛期は3月)
花持ち期間: 7日程度

原種は花色が黄色か白で、それ以外のものは品種改良によって作り出されています。白はキンモクセイのような甘い強い芳香を放ち、紅・紫系は黄色ほど強くはありませんが甘酸っぱい果物の香りがします。

フリージアは江戸時代末期に渡来し、ほっそりした優雅な筒状の花と香りは、たちまち日本人の心をとらえてしまいました。そして、この日本人好みの花容をもつフリージアは、その後栽培が増え、八丈島などで球根が生産されるようになりました。

和名の「浅黄水仙(アサギスイセン)」は、日本に最初に渡来したものが淡黄色の品種だったために名づけられましたが、現在は使われていません。

名前の由来

花名は、原産地の南アフリカでフリージアを発見したデンマークの植物学者エクロンが、親友のドイツ人医師フレーゼ(Freese)に献名して、フリージアと名づけられました。

フリージアの花言葉

フリージア全般の花言葉は
「あどけなさ」「純潔」「親愛の情」
誕生花: 8月20日、12月17日

色別の花言葉

黄色いフリージア(Yellow Freesia

「無邪気」
誕生花: 2月14日

白いフリージア(White Freesia

「あどけなさ」
誕生花: 1月10日、1月24日、2月2日、3月13日

赤いフリージア(Red Freesia

「純潔」
誕生花: 2月22日

紫のフリージア(Purple Freesia
「憧れ」
誕生花:2月11日、2月13日(紫)

淡紫のフリージア
「感受性」


花言葉の由来

花言葉の「あどけなさ」「純潔」「無邪気」は、フリージアの明るくほのぼのとする花姿やさわやかさ・甘酸っぱさのある香りといった純真無垢なイメージに由来するといわれます。

香り


万人に好かれる香りに関するアンケートで一位になったのは、三大花香といわれるバラでも、ジャスミンでもスズランでもなく、フリージアだったという記事を見たことがあります。

それはフリージアの香りが持つ中性的な清涼感に好感をもつ人が多いためのようです。



フリージアのエッセンシャルオイルというのは、一般的には存在しないようです。作ったとしても私たちのイメージするようなみずみずしい清涼感のある香りとは異なったものになるそうです。よって、フリージアの香りを持つ香水はフリージアの香りを参考に調合したものと思われるそうです。

フリージアの花の香りは、新鮮な実物の花ならではのものですね。

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育て方

地植え、鉢植えの両方で育ちます。

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日当たりと排水のよい場所を好みます。半耐寒性の植物なので厳寒期は凍らないように管理して、冬でも葉が活動しますのでよく光に当て茎をかたく丈夫に育てます。

植えつけ


フリージアの球根は気温が23~25℃くらいになると発芽します。約30℃に保つと冬になっても発芽しない性質があります。

〔地植えの場合〕
球根を暖かい場所に置いて発芽を抑え、10月下旬~11月上旬に植えつけると、耐寒力の強い小さな植物体の状態で冬越しできるので、寒害を受けにくくなります。

植えつけ場所は、日当たりと水はけのよい南向きの軒下などが適しています。植える深さは、球根の上に4~5cmの土がかかる深さに、10~15cmの間隔で植えます。

フリージアの生育に重要な役割を果たす根は、出芽後に新芽の付け根から発根し、地上部を支え、新球を肥大させます。

さらに新球を下へ引き降ろす根を十分に働かせるためには、この時期の凍害から球根を保護する必要があります。そのため球根はやや深植えすることが重要です。

〔鉢植えの場合〕
凍るおそれのある時期は屋内に取り込むことができるので、9月下旬頃に植えつけます。12~18cm鉢に4~6球植えとし、1球分の高さの土がかかる深さに植えます。植えつけ後は涼しい場所に置き、たっぷり水を与えて発芽を促します。

発芽後


フリージアは日光を好む植物ですので、地植え、鉢植え共によく日の当たる場所に置いて、地際をかたく丈夫に育てます。

〔地植えの場合〕
強い霜に当たると、葉が凍害を受けて開花時に観賞価値が低下しますので、霜害を防ぐに、早めにビニール袋などを利用して霜除けをします。

寒さが一段落する時期になると急に葉が増え始めますので、霜が降りなくなったら、霜除けを取り除いて、よく日が当たるようにします。

冬期晴天が続いて土が乾きすぎると、株や花が小さく、花もちも悪くなるので、晴れた日の午前中に水をやって土が乾きすぎないようにします。

〔鉢植えの場合〕
発芽後より霜が降り始めるまではよく日の当たる屋外に置きます。

霜が降りるようになったら、夜間玄関などに取り込んで凍らないようにして翌朝再び屋外へ出してよく日に当てます。

葉が5~6枚になると蕾が出てきますので、あんどん状に支柱を立てて、誘引しておくと、草丈が高くなっても倒れるのを防げます。

過湿を嫌う植物なので、水やりは鉢の表面が白く乾いたらたっぷり与えます。

3~4日くらいして再び表面が白く乾いたら与えるようにすると土の表面にコケが生えるのを防げます。

肥料


フリージアは植えつけ時に元肥は施さず、葉が2~3枚出てから施した方が安全です。

フリージアは球根内に十分に養分をたくわえているので、無肥料で植えても初期の生育にはまったく支障がありません。

球根の下に元肥を施すと根が肥料焼けを起こし、その部分からフザリウム菌などが入って病気の原因になるので、肥料は葉と根が出た後に土の上に施した方が安全です。

〔地植えの場合〕
緩効性化成肥料を株元にばらまいておきます。

〔鉢植えの場合〕
緩効性化成肥料を土に半分くらい埋まる深さに押し込んでおき、追肥は葉が緑色の間は、月に2~3回くらい液肥を水やり代わりに与えます。

花後


花が全部咲き終わったら、花房の付け根部分から先を折り取って結実を防ぎます。

フリージアは花の香りと色が虫を呼び、かなりタネをつけるので、放置しておくとタネがつき、球根の肥大に使われる養分が奪われるので、早めに結実防止をします。

5月中旬頃までは球根の肥大期なので水やりや肥培は忘れずに続け、5月下旬頃に25℃を超える日が2~3日続くと根が吸水力を失って葉が元気を失い休眠の準備に入ります。

徐々に葉が黄ばみ始めますので、黄ばんできたら水やりを打ち切ります。

〔地植えの場合〕
葉が腐ると土中の球根の位置が分かりにくくなるので、葉が倒れる前に掘り上げます。

〔鉢植えの場合〕
雨の当たらない場所に置いて土がからからに乾くようにします。(土が乾くと球根内の余分な水分も抜けて、貯蔵中に腐りにくくなります。1カ月土を乾かしたら掘り上げて紙袋に入れて雨の当たらない涼しい場所で保存しておきます。


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まとめ


可憐な姿の花と、黄、白、赤、紫など多様な色をした花が特徴のフリージアは、多年草なので上手に育てられれば長い間楽しめます。

素敵な香りも楽しめ切り花としても美しいので高い人気を誇っていることがわかりました。

是非、お部屋や玄関に飾って香に、心癒されてみてはいかがですか?

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