アセビ(馬酔木)の花と実と毒性・花言葉と特徴について・時期・育て方

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アセビ(馬酔木)


春先になると、庭先で見かけるスズランのような小さな花が連なり豪華に垂れ下がって咲き乱れている花姿、それが馬酔木(アセビ)です。その咲き乱れた姿は、本当に美しいです。

私事ですが…、アセビとアケビ、どっちがどっち?なのか?こんがらがりませんか?

ちなみに、アケビはこの画像の植物です。↓

小さな小さな蕾が何か月もかけて少しずつ膨らみ、春の訪れを知らせ、花を開かせてくれるまでの時間がとても待ち遠しかったアセビの花。

観察日記風に画像を載せながら、アセビについて調べてみたいと思います。

アセビとは


【11月26日 撮影】

分類 ツツジ科 アセビ属
学名 Pieris japonica
分布 本州の東北地方から九州、中国、台湾
大きさ・高さ 2~4メートル
開花時期 2月、3月、4月
別名  アセボ、バスイボク

アセビ(馬酔木)は2~4月に咲くツツジ科の花です。濃い緑色の葉が茂る枝先に壺形の白い小花を総状にたくさんつけます。平地、山地庭園や公園などに植栽に生息する樹木です。

花の色は、白、緑や黄色みを帯びたものや桃色、赤などの園芸品種もあります。

万葉集にアセビを題材とした和歌がいくつかあることから、奈良時代にはすでに栽培されていたとされます。

名前の由来


【2月3日節分 撮影】

枝葉に「アセボチン」という有毒成分を含んでおり、馬が食べると麻酔状態になるというので「馬酔木」と名づけられました。

葉や茎に含まれる有毒成分よって「足がしびれる」ことが変化して「アセビ」と名付けられたという説もあります。

アセボチン」という有毒成分は、別名アシビ、アセボ、アセミなどと呼ばれています。

葉は殺虫剤として利用され、材は床柱などの細工物に使われる。

俳句では「馬酔木の花」が春の季語である。

アセビの実


【2月20日 撮影】

花の後にできるアセビの実は直径5ミリほど。ぶら下がっているように見えるが、熟すと上向きに開き(くす玉の逆みたい)、中から種子がこぼれ落ちます。

実が熟す頃になると来春に向けた蕾ができており、アセビを見慣れない初心者では実と蕾を見分けるのが難しくなります。

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花言葉

【2月22日 撮影】

『犠牲』『献身』『あなたと二人で旅をしましょう』

アセビの英名は「Japanese Andromeda(ジャパニーズ・アンドロメダ)」です。アンドロメダとは、ギリシャ神話に登場するエチオピアの王女です。神々の怒りをかって岩にはりつけられていたところを英雄ペルセウスに救われた人物です。

このペルセウスとアンドロメダのエピソードに由来して、「犠牲」「献身」という花言葉がつけられました。

アセビ(馬酔木)の育て方


【2月27日 撮影】

水はけと水もちのバランスがよい土に植えて育てます。花が咲き終わったら花穂を付け根から切り落とすことがイントです。

暑さや乾燥が苦手なので、西日の当たる場所へ植えないようにしますが、日陰だと花数が減ってしまいますので、午前中は日が当たり午後は日陰になるような場所が最適です。

水やり


【2月27日 撮影】

地植えは、降雨のみでも十分育ちます。乾燥が激しいときは朝か夕方に水やりが必要です。

鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、底から流れ出るほどたくさんの水を与えます。枝の生育がよくなる春~秋までは、水切れを起こさないよう注意が必要です。

肥料の与え方


【2月27日 撮影】

花が咲き終わってから新芽が生えるまでの3~4月の間に、ゆっくりと効く緩効性化成肥料を与えます。その後は、9~10月に春の半量くらいの肥料を施します。

まとめ


小さな花の塊が垂れ下がって咲くアセビの美しさには本当に見とれてしまい時間を忘れてしまいます。

待ちに待ったアセビの花が開いた季節を楽しみたいと思います。

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