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白い花【冬】
寒い冬に咲く白い花。透き通った空気の中に開いたその白い花びらは、益々磨きのかかった白に見え、雪を連想させてくれます。
そんな冬に花開く白い花をまとめてみました。
白い花はなぜ白いの?
白い花は中に白い色素が入っている訳ではないのに白く見えるそうです。そもそも白い色素というものはないそう…。
赤や青の花には、赤や青の色素が入っているので、そう見えます。
光の三原色の赤緑青の光を混ぜると白くなりますが、色素を混ぜると黒くなるので白い色は作れないです。
それでも白いのは、白い花は花びらの中に空気が入っていて細胞の周りに空気があると、細胞と空気の屈折率が違うので、その境界で光がランダムに反射して、色々な光が混ざった結果で白になるのだそうです。
クリスマスローズ【Christmas rose】
科名:キンポウゲ科
学名:Helleborus
別名:レンテンローズ ヘレボラス
原産地:ヨーロッパ 西アジア
草丈:30cm~60cm
色: 白、ピンク、紫、黄、緑、茶、黒
開花時期: 12月~2月
出回り時期: 12月~2月(最盛期は1月)
花持ち期間: 7日程度
クリスマスローズの花言葉は
「私の不安をやわらげて」「慰め」「中傷」
クリスマスローズの開花時期は一般的に1~4月です。
早いものは12月頃から咲くものもありますが、全体を通して冬場に咲くことが一般的です。
ヨーロッパの気候でクリスマスの頃に咲くことからクリスマスローズと呼ばれています。
本来はヘレボラス・ニゲルという品種の花です。日本ではこのヘレボラス属のもの全体をクリスマスローズと呼んでいます。
クリスマスローズは花もちが良く草木の枯れる寒い冬場に開花することが大きな人気の理由の一つです。毎年花をつける多年草で、5年程度の頻度で株分けを行うことで、半永久的に楽しむことができます。
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シクラメン【Cyclamen】
科名:サクラソウ科
学名:Cyclamen persicum
別名:レンテンローズ ヘレボラス
原産地:中近東、地中海沿岸
旬の季節: 冬
開花時期: 10月~4月
出回り時期: 10月~5月(最盛期は11~12月)
花持ち期間: 5~7日程度
白いシクラメンの花言葉
「清純」
シクラメンはサクラソウ科の多年草の植物です。
花名の由来
属名の学名「Cyclamen(シクラメン)」は、実のついた茎が螺旋状に丸まる性質から、ギリシア語で螺旋や円を意味する「kiklos(キクロス)」が語源になったといわれます。
香りを持つ品種もあり、毎年新しい品種がどんどん出てくる人気のある植物です。うつむいて咲く姿が美しいところがシクラメンの魅力です。
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ポインセチア【Poinsettia】
科名:トウダイグサ科
学名:Euphorbia pulcherrima
別名:レンテンローズ ヘレボラス
原産地:メキシコ
白のポインセチアの花言葉
「慕われる人」「あなたの祝福を祈る」
赤いポインセチアの改良種です。
トウダイグサ科トウダイグサ属の植物。常緑性低木。学術上の標準和名はショウジョウボクでありポインセチアは通名です。
日本では11月から12月ごろに茎の上にある葉が赤や桃色や乳白色に美しく色付く。クリスマスが近くなると花屋に鉢物が出回ることから「クリスマスフラワー」とも呼ばれます。
山茶花【 Camellia sasanqua】
科名: ツバキ科
学名: Camellia sasanqua
原産地: 日本/本州の山口県、四国、九州、沖縄
形態: 中高木草丈/樹高:2~6m
開花期: 10月~12月(サザンカ系園芸品種群)、11月~3月(カンツバキ系園芸品種群)、12月~4月(ハルサザンカ系園芸品種群)
花色: 白,ピンク,赤,複色
耐寒性: 普通
耐暑性: 強い
特性・用途: 常緑性,日陰でも育つ,生け垣向き
白いサザンカ(White Sasanqua)の花言葉
「愛嬌」「あなたは私の愛を退ける」
サザンカはツバキ科ツバキ属の一種で、日本の固有種です。基本的な性質はツバキ(Camellia japonica)と似ていますが、以下の点で区別されます。
新梢と葉柄、葉の裏表の中央脈、子房に短い毛があり、花弁は基部で合着しないので花が終わると1枚ずつばらばらと散ります。
ツバキは早春から春にかけて咲くのに対し、サザンカの野生種は10月から12月に白い花が開花し、晩秋の花として親しまれています。
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水仙 【Narcissus】
科名: ヒガンバナ科
学名: Narcissus
原産地: スペイン、ポルトガルを中心に地中海沿岸地域、北アフリカまで広がり、原種は30種類ほどで、日本においては、ニホンズイセンが古くに中国を経由して渡来したと言われています。
白の水仙の花言葉
「神秘」
多年草で、冬から春にかけて白や黄の花を咲かせるものが多く、草丈は、品種・環境によるが、15 – 50cm程度です。
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椿【Camellia japonica】
科名: ツバキ科
学名: Camellia japonica
原産地:日本原産。日本では本州、四国、九州、南西諸島から、それに国外では朝鮮半島南部と台湾から知られます。
白い椿の花言葉
「完全なる美しさ」「至上の愛らしさ」
本州中北部にはごく近縁のユキツバキがありますが、ツバキは海岸沿いに青森県まで分布し、ユキツバキはより内陸標高の高い位置にあり住み分けています。
ツバキの花は古来、日本人に愛され、京都の龍安寺には室町時代のツバキが残っています。
花が美しく利用価値も高いので、『万葉集』の頃からよく知られていましたが、特に近世に茶花として好まれ多くの園芸品種が作られました。
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梅【Japanese apricot】
科名: バラ科
学名: Prunus mume
原産地: 中国の四川省から湖北省あたりで,栽培が古いために明らかでないが,日本にも野生品が九州、豊後国(現在の大分県)にあるとされています。
白い梅の花言葉
「気品」
花芽はモモと異なり、一節につき1個となるため、モモに比べ、開花時の華やかな印象は薄いです。毎年2月から4月に5枚の花弁のある1センチメートルから3センチメートルほどの花を葉に先立って咲かせます。
花の色は白、またはピンクから赤です。葉は互生で先がとがった卵形で、周囲が鋸歯状です。樹木全体と花は主に鑑賞用、実は食用とされ、枝や樹皮は染色に使われます。
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まとめ
白は、全ての色の可視光線が乱反射されたときに、その物体の表面を見た人間が知覚する色であるということを知りました。
白い花の白って不思議な奇跡の色ですね。白色はとても美しい色です。