菜の花を食す
菜の花の菜とは食用の意味で菜の花とは食用の花の意味です。食用の菜花には、葉が柔らかく花茎と蕾と葉を利用する在来種と、葉が厚く主に花茎と葉を利用する西洋種があります。
コウタイサイなど中国野菜由来の新品種も登場しています。
お料理で使われる場合は、おひたしやからし和え、ちらし寿司の具材に使われることがあります。
菜の花の選び方は、花が開く前の蕾が堅いものがいいですが、蕾が多少色づいているものは料理の彩りになるので、捨てがたくもあります。
葉や茎がシャキッとしたものが新鮮で、購入後はすぐに花が咲くので早めに使いきることが鉄則です。
湿らせたペーパータオルなどに包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存すると日持ちします。
軸の切り口がみずみずしく、中心までの色が緑色のものがよいです。中心部が白いものは老化しているものです。
水を吸ってしまうと花が咲いてしまうので注意しなければなりません。
菜の花はとても栄養価が高く、調理するときに脂で炒めて、油脂と一緒に食べることでカロチンの吸収率を高めることができます。
地域によって菜の花はソフトクリームというのがあり、緑色のソフトクリームで、とても甘いです。
菜の花の栄養
菜の花の豆知識としては緑黄色野菜なのでカロチン、ビタミンを多く含み免疫力がアップしガン予防、風邪の予防効果があると言われています。
さらに鉄分もたっぷり含まれているので美肌効果、貧血気味の人におすすめの食材といえますので春先には特に積極的に摂りたいです。
菜の花レシピ
菜の花を食する歴史は古く、弥生時代頃から食べられていたともいわれています。
食する部分は花蕾や若葉の部分で、独特のほろ苦さがあり 、春の旬を感じさせてくれます。
下処理
① ざぶざぶ綺麗に洗います。
② 沸騰したお湯に塩を入れて2分弱茹で、水にとりしっかり冷まします。
③ 直ぐに絞らず出来るだけ立てて水気を切ります。
この方が思いっきり絞らなくてすみますのでサックリした仕上がりになります。
菜の花のおひたし
材料 (2〜3人分)
菜の花 2袋
塩(茹で塩) 小さじ1
▪麺つゆ(濃い目に薄めたもの) 大さじ2
▪「炒りごま 大さじ1
① 下処理を終えた菜の花を5~6センチに切る。
② 麺つゆ、炒りごまとあえてできあがりです。お好みでごま油を入れてもおいしいです。
※茹ですぎないように気を付けてください。
菜の花の卵とじ
材料 (2〜3人分)
菜の花 100g
★水 200㏄
★白だし 大さじ2
★しょうゆ 大さじ1
★みりん 大さじ2
卵 4個
① 下処理の終わった菜の花の水を絞って5cmに切り、更にぎゅっと絞る。
② 卵を溶いておく。
③ 鍋に★を入れて火にかけ菜の花の根元部分を入れる。
④ 溶き卵を1/4~1/3くらい真ん中に入れる。
⑤ 蓋をして半熟くらいまで火を通す。
⑥ 残りの卵を周りに入れる。
⑦ 蓋をして卵がお好みの固さになるまで加熱して出来上がりです。
▪シイタケを入れてもおいしいです。
※卵は一度に入れると真ん中は火が通りにくいので先に真ん中を入れ、タイミングをずらすことで均等に火を通します。
まとめ
独特のほろ苦さと香りには、蕾の時期だけのみずみずしい花の命をいただくという、期間限定の贅沢さがあります。調理してお皿に盛れば、食卓に春が訪れます。