砂浜
時々海へ出かけて行くと、心が和みます。ゆっくりとした時間の中で、ザブーンザブーンと心地よく繰り返される波の音。
その波の音に交じって聞こえてくるカモメや鳶たちの声。
海の風もまた心地良く遠くで鳴り響く汽笛の音を運んできます。
砂浜を裸足で歩くのは、海へ出かけた時の醍醐味。砂をギュッと踏みしめた時の感触はとても心地いい。
波打ち際
波打ち際とは、波が打ち寄せる所。なぎさ。
打ち寄せた波が引いた一瞬のあいだ、砂の表面に金色の太陽の光が反射してきらきらと光るのです。水はすぐに砂に吸い込まれすぐにまた光る波がやってきて、あとに金色のきらめきを残しながら引いていきます。
きめの細かいパウダーのような砂ならではの美しい光景です。
波がひいたときの波打ち際はまるで鏡のようです。なめらかな表面に金色の光が反射してメタリックな光沢を放っています。
波の音の効果・波の音が持つ力
森や川の近く、山、海など自然界に足を踏み入れると、心身共にリラックスしてきませんか。海を眺めただ波の音を聴いているだけでなぜか癒されます。
自然の景色のせいもありますが、小鳥の鳴き声や小川のせせらぎ、木々のこすれる音や波の音など自然が生み出す音が、私たちの心を落ち着けてくれるのです。
こうした音は心理的にとても良い効果があるとされています。
日頃海に親しんでいる人でもそうでなくても、波の音を聴くと気持ちが穏やかになりませんか？ これもそうした癒し効果なのです。
自然界の音には、人間の耳には聞こえない超音波が含まれています。それを「1/fのゆらぎ」といい、これを私たちの脳が感知することでα波が出て、リラックスできるのだそうです。
波の音にも「1/fのゆらぎ」があり、落ち着かない不安な心を安らげてくれる効果があります
1/fのゆらぎとは、例えば葉っぱ同士がこすれる音や、ロウソクの炎がかすかにゆらめくような音です。
規則性と不規則性が程よくミックスされた状態が良いとされています。確かに、無音の空間にいるよりも、うるさくない程度の雑音が聞こえていた方が落ち着くような気がします。
仕事の忙しさやストレス生活に追われていると、なかなか脳がα波を出す機会がなくなってしまいます。そんな時には、波の音などを聴いてみると、脳が1/fのゆらぎを感じてα波を出してくれるはずです。
波が打ち寄せては引いていく音は、決して規則正しくはありませんが、なぜかそれに安らぎを感じます。それも1/fのゆらぎなのです。
波の音は母親の胎内の音に良く似ている
波の音を聴くことで私たちは母親の胎内回帰をしたような安心感を覚え、リラックスできるのだそうです。
ビーチで日光浴をしていると、だんだん気分や体調が良くなってくるのはそのおかげなのかもしれません。
海の青さにもリラックス効果があるので、やはり波の音と海岸には素晴らしい相乗効果があるのですね。
私たち人間は水がなくては生きていけませんし、生命の象徴とも言われる海が生み出す波の音を聴くことこそ、最も有効なリラックス方法なのです。
波の音を聴くことで私たちの心はリラックスできますが、それによってさらに良いことがあります。
質のいい睡眠を取れるようになり、ストレスが緩和され、疲労や体調不良が回復するというわけです。
波の音は、特に躁状態やパニック状態に良いとされており、気分があまりにもハイでコントロールできないときや、何をどうしていいかわからないような不安な状態の時には特にぴったりです。
身の置き所のない焦燥感を、穏やかな状態に持って行ってくれると思います。
英語で
波 〔wave〕
波打ち際 〔beach〕
海岸 〔coast〕
砂浜 〔Sandy beach〕
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まとめ
波の音には想像以上の効果が秘められていたことがわかりました。青い空と青い海と海の音は、最高のリラックス効果が得られそうで嬉しいです。
それがまさか母親の胎内の音にまで発展するとは、本当に驚きです。
なぜ波の音が私たちの心を安らげてくれるのか、納得ができました。
心を落ち着かせ、リラックスしたい時は、海に行って波の音にじっくり耳を傾けてみるのも良いと思います。