【癒し系】自然の青(海の色)なぜあおい?理由。美しい自然光・画像

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自然の青(海編)


外へ出かけた時に、当たり前に目にする自然の青。青には、私たちが落ち着いて暮らしていくために必要な力をもっているようです。

なんとなく気分がすぐれないときに思い切って外に出てみるとスッキリします。自然の青には、気分を爽快にして体調を整える力があるようです。

青とは


青は基本色名のひとつです。晴れた日の海や瑠璃のような色の総称です。

青は英語のblue、外来語のブルーに相当します。寒色のひとつです。また、光の三原色のひとつも青と呼ばれ、青色は同義語。

国際照明委員会 は435.8nm の波長をRGB表色系において青 と規定しています。

海はなぜ青い?


空が青いことを疑問に思うと同時に海が青いことも不思議に感じます。

海は空の下にありますので「海が青いのは空を反射させているからではないか?」と考えると、空が青い理由が知りたくなります。

科学的に物事の本質を考えると、当たり前のように思えることも実はそうとは限らないのです。海が青い本当の理由は、水そのものが青くなっているからなのです。

空が青いのは、光が空気中の分子と反射する際に起こる「散乱」が原因で、青い光が赤い光より散乱しやすいために青くなります。

海が青い理由も光の性質と関係があると考えられています。
太陽の光は白く見えますが、本当は虹の七色「赤・だいだい・黄・緑・青・藍(あい)・紫(むらさき)」がまざりあったものです。その七色のうち、青色の光がいちばんよく海の水の中を進んでいくのです。

ほかの色の光は、海の水に吸収されてしまいますが、青色の光だけが海の水にすい取られないで、いろいろな方向にちらばるために、その光が目に入ってきて海は青く見えるのです。

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空で散乱した青い光は海上にも反射しますが、海が青い一番の理由ではないのです。海が青くなるのは光の反射ではなく、光の吸収によって起こります。

コップの水のように量が少なければ、どの色の光も等しく通り抜けるので透明に見えます。ですが、コップの水であっても青い光の方がわずかに透過しやすくなっています。

数百メートルの深海になると、赤色の光はほとんど吸収されてしまい、海の色は深い青になります。残った青い光も吸収され続けるため、数キロメートルの深さになれば海の色は真っ暗になります。

青い光もすべてが吸収されるわけではなく海上に向かって反射される光もあるので、地球の海は美しい青色に見えるのです。

地球上には海が別の色に見える場所もあります。例えば藻類が緑の光を反射させて青緑に見える海もあります。河口近くでは、川の砂や泥が反射して海は茶色く見えます。

深海では、青色以外の日光は吸収されてしまうのでやはり真っ青に見えます。こうした環境を活かして、青色ではなく赤色の見た目に進化した生物もいます。

青い見た目では青い光を反射してしまい、捕食者に簡単に見つかってしまいます。ですが赤い光がほとんどない深海の環境では、赤い肌、鱗といった外見は真っ黒に見えてしまい、まず見つからないのです。

つまり、空が何色に見えていたとしても深海はいつでも青色なのです。

まとめ


海が青くなるのは光の反射ではなく光の吸収によって起こり、海の青さは空の青さとの関係はほとんどないということがわかりました。

自然の色には、その色になった理由がきちんと存在するのだと思うと、自然の偉大さをしみじみと感じました。

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