たんぽぽ(蒲公英)名前の由来と特徴・英語で何?綿毛・タンポポ種類

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たんぽぽ(蒲公英)


春に黄色の彩りを加えてくれるたんぽぽ(蒲公英)。まるくて、ふさふさしていて…その姿はなんとも愛らしいです。

たんぽぽって一言でかたづけている花たちは、よく見ると、茎が長かったり、短かったり…。花の形もよく見ると似ているけど違っているような…。花の色や葉っぱの形も少し違うような…?

そんなたんぽぽについて調べてみました。

たんぽぽ(蒲公英)の特徴

日本中に自生するキク科タンポポ属の総称です。黄色の可愛らしいたんぽぽ(蒲公英)の花は、春の訪れを知らせてくれます。

花期は3月~4月です。雑草に分類されますが、可愛らしい黄色い花を咲かせます。道路の脇、アスファルトの裂け目、公園や野原、様々な場所に自生する非常に強健な多年草です。

開花期は春ですが、四季を通して咲いているのを見かけます。希少種として白花種もあります。他にも園芸品種に、クレピス(モモイロタンポポ)というピンク色のたんぽぽ(蒲公英)もあります。

【シロバナタンポポ】

たんぽぽ(蒲公英)はいたるところに自生しています。根が深く土の中に伸びる直根性です。切ると根や茎から白い樹液を出します。

地表に這わせるように、葉をロゼット状(放射状)に広げます。春になると葉の中心から花茎を伸ばし、黄色のマーガレットのような花を咲かせます。花後は種子として丸く可愛らしい綿毛が出来ます。

たんぽぽの種類

大きく分けるとタンポポ(蒲公英・たんぽぽ)は、在来種(もともと日本で育っていた種)と外来種(海外からやってきた種)があります。

【日本たんぽぽ】

日本のたんぽぽとセイヨウたんぽぽの見分け方は総苞外片と呼ばれる花のすぐ下の緑色の部分を見ればわかります。総苞外片が上向きの場合は在来種のたんぽぽ。逆に反り返っているものは外来種になります。

【セイヨウタンポポ】

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また外来種の中でも綿毛についている種の色が茶褐色のものはセイヨウタンポポ。赤褐色(レンガ色)のものはアカミタンポポなので、見かけた際には観察してみてください。

綿毛

たんぽぽ(蒲公英)の花は、黄色い小花が集合して一つの花の形を成しています。小さな花の一つ一つが種子となるので、密集した綿毛の形になります。

黄色い花が咲いた後には白い綿毛を付け、その綿毛を飛ばして繁殖することが有名です。

たんぽぽの白い綿毛の部分は、冠毛(かんもう)と呼ばれています。風によって飛ばされやすいように羽のような形状になっていて、その根本に種がついています。

在来種だと1つの種に冠毛60本から120本、外来種では200本もの冠毛が備わっており、遠くまで飛んでいくことができるようになっています。

たんぽぽ(蒲公英)の種子である綿毛は、雨の日は閉じてしまいます。これは綿毛を濡らさないようにし、晴れた日により遠くに飛ばすためです。

名前の由来

和名と英名の由来について・・・。

和名「たんぽぽ」の由来

たんぽぽの和名は「蒲公英」と書き、読み方はそのまま「たんぽぽ」です。

この漢字になった由来は、漢方で使われている乾燥させた開花前のものを「蒲公英(ホコウエイ)」と呼ぶことからだそうです。

英名「ダンデライオン」の由来

たんぽぽは英語で「ダンデライオン」と呼ばれています。こちらの由来は「dent-de-lion」フランス語で「ライオンの歯」を意味する言葉です。

ライオンの「たてがみ」が、たんぽぽの花に似ていることからダンデライオンと呼ばれていると思われがちですが、本当の由来はタンポポの葉がライオンの牙に似ていることから付けられています。

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まとめ


春といえば桜が注目されがちですが、野原いっぱいにたんぽぽが咲くたんぽぽの姿には圧巻です。開花して一面を黄色に染める姿は、黄色の絨毯のようです。そんな一面黄色の場所を探してみたいと思います。

そして、たんぽぽは世界中の人に愛され、たくさんの花言葉をもっています。次回は、たんぽぽの花言葉についてご紹介したいと思います。

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