春の野の花
3月弥生、河川敷でたくさんの春の野の花たちに出会いました。いよいよ春本番ですね。
さくら、チューリップ…。春の花たちに会えるのがとても楽しみです。
三寒四温
3日間寒い日が続いた後に4日間少し暖かい日が続いて少しずつ暖かくなるという意味で日本では使われています。2月の終わりから3月にかけて気候がだんだん暖かくなる「早春」の季節のことです。
ですが、本来の三寒四温は日本の言葉ではなく、中国東北部や朝鮮半島北部で言われていた言葉で、冬期に3日間くらい寒い日が続き、次の4日間くらい暖かいという現象を基にできた言葉で春先ではなく真冬に使う言葉だそうです。
言葉は一人歩きしたり、時代や場所でだんだん変わったりするものですね。
河原で見つけた春の野の花
▪アメリカフウロ(亜米利加風露)
原産地:北アメリカ
学名:Geranium carolinianum
開花期:5月~6月
原産地:北アメリカ
花言葉:「誰か私に気づいて下さい」
北アメリカ原産の1年草または越年草で、日当たりの良い道端や荒地、畑などに生える
▪オオキバナカタバミ(大黄花傍食)
科目:カタバミ科カタバミ属
花期:3~5月
分布:南アフリカ原産
学名:Oxalls pes-caprae(Oxalls pes-caprae)
花言葉:「決してあなたを捨てません」 「輝く心」
道端などに生える多年草。群生する性質がある。葉は心形で表面に紫褐色の小さい斑点がある。名前の通り花は黄色。
▪キュウリグサ(胡瓜草)
科目:ムラサキ科キュウリグサ属
学名:Trigonotis peduncularis
原産地:アジア(史前帰化植物)
開花期:3月~5月
花言葉:愛しい人への真実の愛
花径2~3㎜、葉をもむとキュウリのようなにおいがします。
▪タンポポ(蒲公英)
科・属名:キク科タンポポ属
和名:蒲公英(タンポポ)
別名:鼓草(ツヅミグサ)
原産地: 北半球の温帯~寒帯
英名:Dandelion
花言葉:「愛の神託」「神託」「真心の愛」「別離」
《タンポポについてこちもどうぞ》
▪オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
科目:オオバコ科クワガタソウ属
学名:Veronica persica
別名:星の瞳、天人唐草、瑠璃唐草
原産地:ヨーロッパ
開花期:2月~4月
花言葉:信頼、神聖、清らか、忠実
▪ヒメリュウキンカ(姫立金花)
科目:金鳳花(きんぽうげ)科。
原産地:原産はイギリスですが、自生地はヨーロッパからシベリアの辺りまでと幅広いです。
花言葉:「あなたに逢える幸せ」
学名:Caltha palustris
Caltha(カルサ)は、ラテン語で「強い匂いのある黄色い花」という意です。湿り気がある草原などに自生します。
《ヒメリュウキンカ(姫立金花)についてどうぞ》
▪つくし(土筆)
科・属名: トクサ科トクサ属
旬の季節: 春
開花時期: 3月~4月
学名: Equisetum arvense
和名: 杉菜(スギナ) ※ 胞子茎を土筆(ツクシ)と呼ぶ
別名: 地獄草(ジゴクソウ)
英名: Field horsetail
原産地: 北半球の暖温帯地域
花言葉:「向上心」「意外」「驚き」
(花の名前わからず・・・画像のみの紹介です。)
▪スズメノエンドウ(雀野豌豆)
原産地:日本
生育地:道端や草地など(日当たりの良いところ)
科・属名:マメ科ソラマメ属
草丈:30cm~50cm
開花期:4月~6月
学名:Vicia hirsuta
英名:Hairy tare、Tiny vetch
花言葉:手を繋いで歩こうよ、望みは大きい
▪フヨウカタバミ(芙蓉片喰)
原産地:南アフリカ ケープ地方
学名:Oxalis purpurea(Oxalis variabilis)
英名:Grand Duchess oxalis
科・属名:カタバミ科・カタバミ属(オキザリス属)
草丈:5cm~15cm
開花期:11月~4月植え付け期:8月~9月
花言葉:輝く心、輝煌
▪コメツブツメクサ
マメ科シャジクソウ属
花期:5~7月
分布:ヨーロッパ原産
花言葉:お米を食べましょう
マメ科の一年草。道端などでよく見かける。「コメツブ」の名の通り葉も花も小さいく、うっかりすると見落としてしまいます。
▪オランダミミナグサ 和蘭耳菜草
科目:ナデシコ科ミミナグサ属
学名:Cerastium glomeratum
原産地:ヨーロッパ
開花期:3月~6月
花言葉:聞き上手、純心
▪ホトケノザ 仏の座
科目:シソ科オドリコソウ属
学名:Lamium amplexicaule
別名:サンガイグサ(三階草)
原産地:日本、アジア、ヨーロッパ、北アフリカ
開花期:2月~5月
花言葉:調和、輝く心
▪フラサバソウ
ゴマノハグサ科クワガタソウ属
花期:4~5月
分布:ユーラシア原産
別名:ツタノハイヌノフグリ
花言葉:「一見こわもてに見える」
1875年にフランスの植物学者のフランシェとサヴァチェが長崎でこの草を採取したという記録があるそうで、フラサバソウの名はこの二人の植物学者の名前に因んで付けられたものです。
《春の野の花vol.03にもお越しください》
《春の白い花についもどうぞ》
まとめ
三寒四温・・・言葉が中国や朝鮮半島から日本に伝わった後、微妙に変化してきたというのは面白いなと思いました。
多彩な季節感を、繊細に上手に言葉にしていくのは日本人の良さだと思います。
春の草花たちの名前を知ることができ、散歩が楽しくなりそうです。