大人になって子どもの時好きだった絵本を見た時、『あれっ?この絵本の絵真っ黒だったっけ?』とか、『絵が動いて見えていたよ!!』なんてこと、感じたことありませんか?
そうなんです。子どもって、黒い絵に色付けしてお話を楽しんでいたり…、絵を動かしてお話を楽しんでいたり…、絵本の世界を自分の空想の世界で楽しむことができるんです。
子どもがもっている感性は、魔法使いみたいですね。次のページへめくる時のわくわくは、とてつもない想像力を生み出しているに違いないと思います。
想像力を育てることはとても大切なことだと思います想像力がきちんと備わっていれば、思いやりのある平和な世界が生まれ続けることと思います。
今のデジタル社会だからこそ、1ページ1ページを大切にめくる絵本の世界がとても必要なのではないでしょうか?
そんな思いを込めて、blue skyの絵本箱の中を紹介します。
目次
blue skyの絵本箱(vol.01)
初回の今日ご紹介するのは、春に開くと嬉しくて楽しくてわくわくする絵本を選びました。
春の絵本(幼児~低学年向け)
りんごとちょう
作/イエラ・マリ エンゾ・マリ
ほるぷ出版
文字のない絵だけのまさに絵本です。子どもたちの想像力が奮い立たされる1冊です。
りんごと蝶の関係が、とても興味深く描かれた絵本で、ページをめくるごとにりんごと蝶が変化していく様子にどんどん引き込まれていきます。
かがく絵本の要素も持ち合わせていますが、やはり、文字がないことで、開くたびにオリジナルの物語を作り上げることができるところがこの絵本の特別素敵なところではないかと思います。
わたしとあそんで
作/マリー・ホール・エッツ
訳/与田準一(よだ・じゅんいち)
福音館書店
主人公の『わたし』がとにかくかわいい絵本です。絵のタッチも、ふんわり優しくて癒されます。ページをめくるごとに次々に動物たちが出てきます。
さて、わたしはたくさん出てくる動物たちと何をするのでしょう?
くんちゃんのはじめてのがっこう
作/ドロシー・マリノ
訳/まさき るりこ
ペンギン社
くんちゃんのわくわくした気持ちがたくさん詰まった絵本です。好奇心旺盛なくんちゃんの物語は、ドキドキすること間違いなしです。
学校ってこんなところなんだな~って、絵本の中でくんちゃんと一緒に体験できます。最後のページにとてもほっこりしますよ。
14ひきのぴくにっく
作/いわむら かずお
童心社
14ひきの・・・シリーズのぴくにっくです。絵と淡い色合いがとてもかわいい絵本です。春の植物と虫たちがページをめくるごとにたくさん出てきて図鑑のようになっています。
細かく描かれていますので、1ページ1ページ注意深く観ながら読み進めていくのがとても楽しいです。
かわいい絵で自然に興味を持ち物知りになれること間違いなしではないでしょうか?
そらまめくんとめだかのこ
作/なかや みわ
福音館書店
そらまめくんシリーズのめだかのこです。そらまめくんの目線で見た世界が先ず面白いですので、どんどんそらまめくんの世界に引き込まれてしまいます。
春の野原を歩いているときっとこのそらまめくんの冒険のお話を思い出してしまいますよ。とっても優しい気持ちになれるお話です。
はるかぜとぷう
作/小野 かおる
福音館書店
このお話も夢があってとっても素敵なお話です。私の知っている男の子は、公園で遊んでいるときに『とぷう』が見えたんですよ。
まとめ
今回紹介した絵本は、どの絵本もとても春らしいかわいらしい絵本ばかりです。ぜひ、手に取って見てみてくださいね。
幼児~低学年用と紹介しましたが…。絵本は心の癒しです。
いくつになっても好きなお話は触れるとうれしいです。
大好きなお母さんの声で、聞こえてくる物語が子どもたちにとって何よりも心のサプリメントではないかと思います。