綺麗な風景/雲
ふとした瞬間に、ぱっと空を見上げた時に、美しい空を目にしたとき、どうして下ばかり見て歩いていたのだろう…?と、下ばかり見て歩いていた時間がもったいなかったな~!なんて思うことが時々あります。
美しくきれいな空を目にしたときは、心も晴れやかに、そして軽やかに得した気分になれます。空が秘めているパワーは、偉大です!
雲とは
雲(くも)は、大気中にかたまって浮かぶ水滴または氷の粒(氷晶)のことを言います。 地球に限らず、また高度に限らず、惑星表面の大気中に浮かぶ水滴や氷晶は雲と呼ばれます。
雲を作る水滴や氷晶の1つ1つの粒を雲粒と言います。 雲は遥か上の高さで発生しているようにも思えますが、実はそうとは限りません。
天気の悪い日などは霧が出て視界が悪くなりますが、霧も雲の一種であるため、雲は地上付近でも見られることがある気象現象と言えるでしょう。
また雲は、種類によって発生する高さが異なります。
そのため、雲の発生する高さによって、まずは3つに分類されています。
・上層雲(高度5~13㎞に発生する雲)
・中層雲(高度2~7㎞に発生する雲)
・下層雲(地上付近から高度2㎞に発生する雲)
上層雲にある3つの雲の種類と名前
上層雲は、地上から最も離れた場所に発生する雲になります。
巻雲(けんうん)すじ雲とも呼ばれる雲です。白い羽毛や馬のしっぽの毛、白いペンキをハケでさっとはいたように見え、つり針のような形などがあります。
現れる高さはおよそ5000メートル~13000メートルです。この雲は小さな氷の粒が集まってできています。
巻積雲(けんせきうん)うろこ雲とも呼ばれる雲です。魚のうろこのように見えます。
現れる高さはおよそ5000メートル~13000メートルです。この雲は小さな氷の粒が集まってできています。
巻層雲(けんそううん)うす雲とも呼ばれる雲です。空一面をうすいヴェールでおおったように見えます。この雲が太陽にかかると「かさ」という色のついた環が見えることがあります。
現れる高さはおよそ5000メートル~13000メートルです。この雲は小さな氷の粒が集まってできています。
中層雲にある3つの雲の種類と名前
高積雲(こうせきうん)ひつじ雲とも呼ばれる雲です。青空に白いひつじの群れがいるように見えます。
現れる高さはおよそ2000メートル~7000メートルです。
この雲は小さな水の粒が集まってできています。
高層雲(こうそううん)おぼろ雲とも呼ばれる雲です。
空一面にうすいすみを流したように見える雲です。この雲を通して太陽を見ると、すりガラスを通して見たようになります。
現れる高さはおよそ2000メートル~7000メートルです。
この雲は小さな水の粒が集まってできています。
乱層雲(らんそううん)あま雲・ゆき雲とも呼ばれる雲です。
この雲が空をおおうと太陽は見えなくなります。
現れる高さはおよそ2000メートル~7000メートルです。
この雲は小さな水の粒が集まってできています。
下層雲にある4つの雲の種類と名前
層積雲(そうせきうん)うね雲とも呼ばれる雲です。畑のうねのように細長い雲がならんで見えます。雲の底は暗く見えます。
現れる高さは地上付近~およそ2000メートルです。この雲は小さな水の粒が集まってできています。
積雲(せきうん)わた雲とも呼ばれる雲です。大きな白いわたが空に浮かんでいるように見えます。
現れる高さは地上付近~およそ2000メートルです。この雲は小さな水の粒が集まってできています。
層雲(そううん)きり雲とも呼ばれる雲です。山の途中や地上付近に見られる雲です。
現れる高さは地上付近~およそ2000メートルです。この雲は小さな水の粒が集まってできています。
積乱雲(せきらんうん)かみなり雲とも呼ばれる雲です。
この雲は、地上付近から13000メートルの高さまでの背の高い雲です。この雲は低いところでは小さな水の粒、高いところでは小さな氷の粒が集まってできています。
積乱雲は雲のてっぺん(雲頂といいます)の高さは13000メートルくらいまでありますが、分類では下層雲のグループにはいります。
英語で
綺麗な雲 Beautiful clouds
綺麗な風景 Beautiful scenery
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まとめ
一瞬一瞬で、姿を変えていく空に浮かぶ雲。2度と同じ風景を目にすることはできません。しかし、あの日あの時と似たような空を見たときは、懐かしい時間を蘇らせてくれます。
空の持つパワーは、本当に不思議で偉大です。