ツルニチニチソウの花言葉と青い花の開花時期・育て方と特徴・英語で

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ツルニチニチソウ(蔓日々草)

【Bigleaf periwinkle】

春になるとあちらこちらで見かける青や紫の花、緑の中でとても目を惹く存在感のある花、ツルニチニチソウです。

群れを成して次から次へ青や紫の花を咲かせる様子は、いつもの道を歩く時の楽しみの1つです。

そんなツルニチニチソウについて調べてみたいと思います。

ツルニチニチソウとは

学名: Vinca major
科・属名: キョウチクトウ科・ツルニチニチソウ属
英名: Bigleaf periwinkle
原産地: 南ヨーロッパ~北アフリカ
開花期: 3~7月
花の色: 青、紫、白
別名: ツルビンカ、ツルギキョウ

ツルニチニチソウは、キョウチクトウ科・ツルニチニチソウ属に分類される多年草もしくは低木です。株元から多数の茎をのばしてつる状になり、葉は5cm~8cmほどで光沢があります。

3月~7月頃に咲く淡い紫色の花は筒状で花びらが五つに分かれています。一斉に咲くわけではありませんが、長い期間次から次へと花が咲きます。性質は非常に強健です。

春から秋にかけての長い開花期が特徴の日々草とは別の属に分類される近縁種で、花の姿はよく似ていますが、日々草は一年草なので、性質は全く異なります。

周年付いている葉っぱを生かして、庭園の傾斜地や半日陰地、常緑樹の足元などグランドカバーや寄せ植えの花材など緑を絶やしたくない場所に植え付けられることが多いです。葉っぱ白や黄色の斑が入る品種もあります。

一年中茂る緑あざやかな葉っぱの間から、青や白の花を咲かせるツルニチニチソウ。少しずつ気温が上がる時期に花が咲きますので、すずしい雰囲気をお部屋や庭に演出できます。

原産地のヨーロッパでは

ヨーロッパでは冬でも枯れない常緑なことから不死のシンボルとされ、ツルニチニチソウを身につけていると繁栄と幸福がもたらされるという古くからの言い伝えがあるそうです。

そのため別名も「大地のよろこび」、「魔女のすみれ」などと呼ばれるそうです。

種類

ツルニチニチソウ(蔓日々草)の種類は、緑の葉の種類の他に、一般的によくみられる葉の外側に白い斑が入っている種類もあります。

ツルニチニチソウ(蔓日々草)より一回り葉が小さめなヒメツルニチニチソウもあります。

豆知識

ツルニチニチソウは薬草としても用いられ、強壮剤、利尿薬のほか、花の付いた全草では傷薬や血糖降下薬として、煎液は、うがいやのどの痛み、口内清浄に使われるそうです。

育て方


日当たりのよい場所で育て、つるを定期的に整理することが、美しくツルニチニチソウを育てるコツです。

寒さにも暑さにも強く耐陰性を兼ね備えていますが、日当たりが悪い場所だと花付きが悪くなってしまいます。

つるが茂りすぎると株が蒸れて病気や害虫を引き寄せてしまいますので注意が必要です。

5~6月がツルニチニチソウの苗植えの時期ですが、丈夫な性質ですので真夏と真冬を除けばいつ植え付けてもよいです。

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根付をよくするために、株元の節が埋まるくらい深く植え付けてください。

水やり

地植えの場合: 特に水やりの必要はありませんが、根がはるまでは土の表面が乾いたタイミングで水やりをします。

鉢植えの場合: 土の表面が乾いたら水やりをします。

肥料の与え方

植え付けるとき、土にゆっくりと効く緩効性化成肥料を混ぜ込んでおきます。

地植えの場合: 追加で肥料を与えると茂りすぎてしまうので注意が必要です。

鉢植えの場合: 花が咲いた後に緩効性化成肥料や油かすなど有機質肥料を与えると生育状態を保てます。地植えは、追加で肥料を与えると茂りすぎてしまうので注意してください。

剪定の時期と方法

つるを伸ばす力が旺盛ですので、油断すると広がりすぎてしまいます。

すき間がないと、花付きが悪くなるだけでなく株が蒸れて病気や害虫の被害が出やすくなります。不要な部分を透いて短く切って整えます。

切ったツルは、挿し木に活用できます。

挿し木の時期と方法

真夏・真冬を除けば、ツルニチニチソウはいつでも挿し木で数を増やすことができます。10cm前後の長さに茎を切り、赤玉土(小粒)など清潔な土に挿します。

簡単に根が生え、新たな株へと生長します。

病気や害虫

病気や害虫の被害を受けにくい植物ですが、茎葉が茂りすぎてしまうと、カイガラムシの被害にあうことがあります。

幼虫の頃であれば薬剤を散布して駆除できますが、成虫は薬が効かないのでブラシなどを使って株から直接こすり落とさなくてはなりません。

ツルニチニチソウの花言葉


『幼なじみ』『生涯の友情』『朋友』『若い友情』『楽しい思い出』『やさしい追憶』

ツルニチニチソウの花がたくさん咲く姿が楽しげに見えることから、「楽しい思い出」「楽しい追憶」という花言葉が付けられました。

▪4月10日の誕生花です。

まとめ


原産地のヨーロッパでは、常緑なことから不死のシンボルとされるツルニチニチソウ。

身につけていると反映と幸福がもたらされるという言い伝えがあることがわかりましたので、押し花にしてしおりなどを作って持ち歩くとお守りになって、素敵なことがあるかもしれないですね。

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