朝焼け
夏、朝早く起きて散歩。澄んだ空気と静かな大気。徐々に明るさを増す暗い空。どんどん存在感を増す太陽とその光。
ぼやぼや~っと薄っすら黄金の灯りが差した朝焼けの空。一瞬一瞬に表情を変えていく空。この自然が織りなす素晴らしい風景。
同じ景色は2度とないのだ!と思うと瞬きすらもったいない時間に感じます。
夜明けの神秘的な彩りを繰り広げられる澄んだ時間が大好きです。
1日の始まりにこの素晴らしい自然の『癒し大スクリーン』を観ることができたら、きっと、穏やかな素敵な1日を過ごせるのではないでしょうか?
早起きは3文の得!ですね。
朝焼けとは?
日の出のころ、東の空が昼間とは異なる色彩に色づく現象で、日光の反射で東の空が赤くなること。俗に、雨の前兆とされる。 [季] 夏。 ⇔ 夕焼け
赤くなるのはなぜ?
空が濃く鮮やかな色に染まるのは、空気中の水蒸気量が多いことが要因です。
朝と夕方は太陽高度が低く、波長の長い「赤い光」はあまり散乱されずに地球に届きます。そして、空気中に水蒸気が多いと、適度に散乱し、目に入って来やすくなるのです。
特に、梅雨時期は空気中に水蒸気が多くなっているため、より鮮やかな朝焼けや夕焼けになる可能性が高くなります。
朝焼けは雨で夕焼けは晴れ
「朝焼けや雨、夕焼けは晴れ」というお天気のことわざ。日本の天気は、西から東へと変わっていきます。
朝焼けが見える
→東の空が晴れていて、西から雨になる可能性が高い
夕焼けが見える
→西の空が晴れていて、翌日も晴れる可能性が高い
ということを表しています。このことわざがよく当たるのは、高気圧と低気圧が交互に通過する春と秋です。
ポイントは色合いの変化
〘朝焼けの場合〙
晴れる日の朝焼けは、ピンク色からオレンジ色、そして黄色へと、順に明るい色に変わっていきます。
一方、雨の日の朝焼けは、東の空に筋雲などが広がっていて赤く染まっています。
〘夕焼けの場合〙
晴れになる夕焼けは、大気が澄んでいて、空は黄色からオレンジ色、さらにピンク色へと徐々に変わっていきます。
一方、雨になる夕焼けは、極端な赤色、不気味な赤色となることが多くなります。
夕焼けも朝焼けも、雲の量が少ない方が晴れる可能性が高くなります。鮮やかな空が見えた場合は、色合いを見て今後のお天気の参考にしてみてください。
朝日と朝陽の違い
朝日も朝陽も、朝の日の光のことである。意味はほとんど同じであるが、朝陽は「ちょうよう」という音読みで読むことがある。
朝日とは、朝の日、つまり、朝、東から昇る太陽やその光のことである。「日」という漢字は、太陽を表す象形文字からできた形である。
それに対して朝陽とは、朝の日の光、日の出の意味である。朝日と意味はほとんど同じである。
「陽」という漢字は、「昜(よう)」の上部に「日」、下部に「光が放射する形」を表している。(日は宝石を表すともいわれる)
部首のこざとへんは、丘陵や小高い山などを指しており、山々の間から太陽の光が射してくる様子を表している。
朝日の日は、太陽をカタチ作った象形文字で、太陽そのもの。朝陽の陽は、日に勿をつけて、日の光がさす様子を表している。
昇る太陽そのものをいう時は朝日を使い、光の差す様子をいう時は朝陽を使うと良いと思います。
英語で
朝焼け 【Morning glow】
朝日・朝陽 【Morning sun】
日の出 【sunrise】
まとめ
朝焼けを観察すると天候の参考になることがわかりました。だた、美しいだけではなく、朝焼けが起こる原理がやはりあるのですね。
夏の朝焼け、夕焼けを楽しみに散歩の時間を作ってみるとよいですね。心洗われる素敵な癒しの時間を過ごせることまちがいなしです。