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ハナミズキ(花水木)
【Flowering dogwood】
桜が咲き終わり、ピンクから緑にバトンを渡した街路樹の中に薄紅色の花をふわりふわりと咲かせた樹。それが『ハナミズキ』です。
ハナミズキといえば、一青窈さんのハナミズキの歌があまりにも有名です。優しい雰囲気の花を咲かせる樹も感動的な歌もとても好きなものです。
そんなハナミズキの花言葉や特徴について調べてみました。
ハナミズキとは
ハナミズキ(花水木)は花・実・葉の全てを楽しめる初夏に咲く花木です。
和名 花水木
英名 Flowering dogwood, Dogwood
学名 Cornus florida
原産地 北アメリカ
開花期 4月~5月
北米原産でアメリカを代表する花のひとつで、春にたくさんのかわいい花を咲かせ、別名「アメリカヤマボウシ」と呼ばれています。花の見ごろは4月から5月にかけてです。
分布も全国各地で、街路樹や家のシンボルツリーとして、庭木としてもよく目にする樹です。
極端な寒冷地では生育が見られませんが、ほとんどの育てることが出来ます。
ハナミズキ(花水木)は大きな木の割に葉や花は小さく咲きます。枝の先に葉が楕円形についています。
花は、薄紅色なので桜の様な形に見えますが、花弁が付いているわけではないです。白い4枚の花弁ではなく、葉が変形した総苞(そうほう)というものです。
実際の花弁は総苞よりも中央にあります。寿命は桜と同じく80年程度と言われているそうです。
ハナミズキ(花水木)の種類
ハナミズキといえば、花びらの先と根元が白くなっているピンク色の花の品種を目にすることが多いと思いますが、花が真っ白の品種や、赤い花の品種もあります。
どの種類も赤い可愛らしい実をつけます。
ハナミズキ(花水木)の花言葉
「華やかな恋」「私の思いを受けてください」
「永続性」「返礼」
ミズキの仲間で花が目立つことに由来します。
色別や種類別の花言葉はつけられていません。
▪ハナミズキ誕生花
3月18日
返礼の木と呼ばれるハナミズキ(花水木)
大正時代に花言葉の「返礼」は、1912年に東京市長が米国へサクラを寄贈した際、そのお返しとして白いハナミズキが日本に贈られたことに由来します。
その数年後には赤いハナミズキ(花水木)も贈られ、ハナミズキは返礼の木といわれるようになりました。
これは1912年に当時の東京市長、尾崎行雄が日米友好を願いソメイヨシノ約3,000本を寄贈したものです。その返礼として1915年にアメリカから日本へハナミズキが贈られました。
ハナミズキ(曲)
2004年2月11日にリリースされた一青窈さん(1976~)の代表曲「ハナミズキ」です。
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件の発生時、ニューヨークの友人からのメールをきっかけに書いた詞なのだそうです。
当初書いた「テロ」「散弾銃」といった言葉を削って、「君と好きな人が百年続きますように」の言葉にたどり着いたそうです。
ハナミズキの花言葉である「永続性」、「durability(永続性、耐久性)」にもつながる歌詞です。
庭のハナミズキ
薄紅色の可愛い君のね
果てない夢がちゃんと
終わりますように
君と好きな人が
百年続きますように
引用:ハナミズキ/作詞:一青窈 作曲:マシコタツロウ
ハナミズキのネックレス
シェイクスピアが書いた作品では、花の登場するセリフのほとんどを女性に語らせているように、
花をモチーフにした装飾品は女性の象徴というイメージがあります。
このハナミズキのネックレスは、上記で紹介した花言葉の意味が込められていると思います。
このネックレスをつけると華やかな恋ができるかもしれません。
とてもシンプルで清楚なデザインなので色々な場面で活躍してくれると思いますのでおすすめです。
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まとめ
「ハナミズキ」の歌詞と曲調が好きです。アメリカ同時多発テロ事件の発生時、ニューヨークの友人からのメールをきっかけに書いた詞ということを知り切ない気持ちになりました。