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太宰府天満宮
太宰府といえば、天満宮。太宰府天満宮といえば、合格祈願。天満宮といえば、天神様。天神様といえば、菅原道真。菅原道真公といえば、飛梅。飛梅といえば梅ヶ枝餅。
結果、最終的には太宰府を連想すると、好物の梅ヶ枝餅となってしまいましたが…時々足を運ぶ太宰府天満宮についてまとめてみたいと思います。
桃山時代の建築様式で豪華な御本殿をはじめ、みどころもいっぱいです。
太宰府天満宮とは?
太宰府天満宮に祀られているのは、「学問の神様」と呼ばれる菅原道真(すがわらのみちざね)。道真は800〜900年頃に活躍した、日本中の人々から信仰を集める学者・政治家、文人です。
菅原道真は、幼少期より学問の才能を発揮し、当時の学者の最高位である文章博士(もんじょうはかせ)になるほどでした。
しかし、無実の罪で京都から太宰府へ送られてしまいます。そしてこの地、太宰府で生涯を終えました。
始まりは平安時代
太宰府天満宮の歴史は古く、菅原道真が無実の罪で大宰府の地に流されたことから始まります。
903年にこの地で生涯を終えた菅原道真の遺体を牛車に乗せて進んだところ、牛が座り込んで動かなくなってしまいました。
これは菅原道真がこの地にとどまりたいという思いの表れだと考えられ、安楽寺の境内に埋葬されたのです。
905年に祀廟(しびょう)が建てられたものの、平安京内で不幸が続き、菅原道真の御霊を鎮めるため919年に社殿が建立されました。
その後、菅原道真が無実だったことが認められ、神様として崇められるようになったのです。
死後、道真は「学問の神様」として厚く信仰され、全国には彼を祭神とする「天満宮」が約12,000社あります。太宰府天満宮は、そのすべてを取りまとめる総本宮です。
現在も試験合格や成績アップを願うたくさんの学生たちが、太宰府天満宮を全国から年間700万人もの参拝者が訪れています。
飛梅
桃山時代の豪壮華麗な様式で、右には飛梅、左には皇后梅が配されています。現在国の重要文化財として指定されています。
「飛梅」と呼ばれる右に配される梅の木は、菅原道真公が大宰府へ左遷された際に菅公を慕って一夜のうちに京から空を駆けてきたという「飛梅伝説」をもつご神木で、千年以上の時を経た今も毎年その清香の華を咲かせます。有名な白梅です。
皇后の梅
「皇后の梅」は、左に配置されており、貞明皇后が大正時代にお植えになったという梅です。
太宰府天満宮は梅の花の名所として知られており、1月下旬〜3月下旬が梅のシーズンです。梅の花が咲くのは桜より少し早い、やや寒さの残る季節です。
太宰府天満宮内には約200種、約6,000本もの梅が植えられており、梅の季節には、かぐわしい梅の香りと可憐な花が見ている人を楽しませてくれます。
アクセス
福岡空港から
・福岡市営地下鉄➡西鉄大牟田線で約50分
・タクシーで約30分
・国際線ターミナルから太宰府行きバスで約27分
博多から
太宰府へは、博多から行く人がもっとも多いと思います。博多から太宰府天満宮の最寄り駅「太宰府駅」までは直通バスが出ています。
・博多バスターミナル(博多駅徒歩5分)から約45分、料金は600円です。
・福岡市営地下鉄➡西鉄大牟田線で約45分
・タクシで約40分
・博多バスターミナルから太宰府行きバスで約42分
JR二日市駅からタクシ-で約15分
天神から
電車で行く場合は、博多・天神エリアにある「西鉄福岡駅」から大牟田線(特急・急行)に乗り15分、「二日市(ふつかいち)駅」で太宰府線に乗り換え、約5分で太宰府駅に到着します(400円)。
九州自動車道
・太宰府I.Cから 約6Km
・筑紫野I.Cから 約5Km
まとめ
太宰府天満宮は、歴史や伝統を感じられる場所であり、神聖な場所でもあります。平安時代の建物や文化に触れることができるということに感謝したいと思います。