太宰府天満宮
参拝が終わった後の参道巡りは、やはり楽しみの1つです。
太宰府天満宮の参道に並んでいるおしゃれなカフェや食べ物屋さんは、感性を刺激される要素が満載でわくわくします。
梅ヶ枝餅
太宰府にお参りに来たらぜひ食べたいのが、名物の梅ヶ枝餅(うめがえもち)です。参道には梅ヶ枝餅のお店が数多く出店しています。
「梅」という名前がついていますので、初めて梅ヶ枝餅という名を耳にする方は「梅の味がするお餅かな?」と想像されると思いますが、梅の味や香りがするわけではないのです。
このお餅も菅原道真公に関係しています。
この太宰府に左遷され苦しい生活を強いられていた道真公のために、老婆が梅の枝に餅を巻いて差し入れたと言われています。この話から太宰府では梅ヶ枝餅が名物となりました。
お餅の中に小豆のあんこが入ったシンプルなお菓子で、外はパリパリ、中はもっちりとした素朴な味わいですので、何個でも食べたくなるお餅です。
焼きたての熱々の餅は、いただきながら参道を歩くも良し、趣のある茶屋で緑茶と一緒にいただくもこれまた良しでとにかく焼きたては格別に美味しいということです。
薄めの皮には、梅の花の焼き印が入っているのが特徴です。この梅の花の焼き印がなんとも可愛らしいです。
梅ヶ枝餅屋さん動画
お餅が焼けていくのが面白くてついつい見入ってしまいます。できたてほやほやの感じにテンションが上がります。
この梅ヶ枝餅は、どこで買っても同じ味かと思ってしまいがちですが、実は参道に並ぶお店によって、あんこの食感や甘さ、皮の厚さなどに違いがあります。お気に入りのお店を探してみるのも楽しいですね。
毎月25日はよもぎ入りの梅が枝餅、17日には古代米入りの梅ヶ枝餅が販売されています。見かけたら是非ご賞味ください。
スターバックスコーヒー<太宰府天満宮表参道店>
参道を歩いていると、ひときわ目を引く建物が見えてきます。
入口から中に向かって規則的に木が重なり合い和風でありながらモダンな印象を持つ建物。「スターバックスコーヒー 太宰府天満宮表参道店」です。
とても素敵なデザインの建物なので無意識のうちに吸い寄せられていってしまいます。そして、立ち止まって時間を忘れ眺めてしまうのです。ホントに素敵で和の美しき建物!
「自然素材による伝統と現代の融合」というコンセプトで、建築家・隈研吾氏が設計したデザインです。和をイメージさせる作風がとても魅力的です。
太宰府天満宮のスターバックスコーヒーには、伝統的な木組み構造が用いられています。太宰府の街並みや雰囲気にぴったりです。
お店の奥には庭があり梅の木が植えられています。休日には行列ができていることが多く、外からは見ることができませんので飲み物を購入したら、是非奥まで進んでみてください。素敵な空間が広がっています。
まとめ
太宰府天満宮は境内だけでなく、参道もとてもにぎやかです。老舗の昔ながらの雰囲気をもつお土産屋さんからおしゃれなカフェまで、様々なお店が軒を連ねています。
また、天満宮のすぐ近くには「九州国立博物館」や「だざいふ遊園地」といった、エンターテインメント性の高いスポットもあります。
いつ足を運んでも清々しい気持ちになれ、多様な目的で楽しめるのが太宰府天満宮の魅力です。また、訪れたいと思います。