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新わかめ(生わかめ)
春一番が吹き荒れた日の翌朝、海へ~。
砂浜に打ち上げられたたくさんの新わかめを発見!!砂浜の清掃も兼ねてわかめを根っこごと持ち帰りました。
持ち帰ったわかめを保存するために施した方法をご紹介いたします。
新わかめとは
日本人にとってとても身近な食材です。わかめの旬は3~5月です。栄養も豊富で健康に良いとされるワカメは、春に生ワカメが旬を迎えます。
生ワカメはミネラルやビタミンがたっぷり含まれた海の恵みです。体質改善にも良いとされ、春に一番美味しい時を迎えます。
旬の短い生わかめは、乾燥の物とは食感も全く異なり、とても風味も良くおいしいものです。
栄養
わかめは、体内の代謝を活発にするヨウ素が豊富に含まれています。ヨウ素は精神を安定させて、心身を元気にする効果があります。
ミネラルが豊富な海水を吸収して育つので、カリウムやカルシウム、マグネシウム、轍、亜鉛、マンガンなどのミネラルをたくさん含んでいます。
色素成分のβ-カロテンも豊富です。わかめは水溶性食物繊維も豊富ですが、特に強い粘り気のもととなるアルギン酸とフコイダンを多く含み、特に芽かぶに含まれる量は実のところ、昆布より多いです。
これらの栄養素は、血圧降下作用など健康面での効果が注目されています。
食べ方
まず、根と、芯と、柔らかい部分に切り分けます。
加熱調理に使う時は、火をいれすぎないことがポイントです。色が残るくらいで、食べる直前に加えましょう。水につけすぎたり、火を入れ過ぎたりすると歯ごたえもなくなります。
すぐに使う事がお勧めですが、冷凍保存も可能です。
簡単!生わかめの茹で方
自分で茹でたワカメは、歯ごたえも香りも格別です。茹で時間は5秒程です。
生ワカメレシピ
・生わかめの酢の物
① 茹でた生ワカメを1口サイズに切ります。
② お好みのポン酢を適量かければできあがりです。お好みでゴマをかけてもおいしいです。
保存レシピ
・生ワカメの佃煮
生わかめの芯 200g
○水 100cc
○酒 大さじ3
○砂糖、醤油 各大さじ2
① 茹でた芯を5㎜幅くらいに切ります。
② ○を鍋に入れて中火にかけ、砂糖が溶けたら下ゆでしたわかめを加えます。
③ 煮汁がほぼなくなるまで煮ます。
※あらかじめ準備した煮汁で煮込むだけですので、煮込みすぎに気を付ければ、簡単にできて保存できます。冷凍保存も可能です。
▪乾燥わかめ
お天気の良い日に、生ワカメの根と芯を取り除き茹でて柔らかい部分を天日に干してしっかり乾いたら出来上がりです。
※物干しざおに干すときは、わかめが乾くと、くっつくので
物干しざおにラップを巻くと良いです。
※急な雨に気を付けてください。濡れてしまったら台無しです。
乾燥したわかめは、使いたい量を水でもどして、みそ汁、スープ、サラダ、煮物、混ぜご飯など、お好みでお楽しみください。
わかめを英語で
わかめ【seaweed】
“seaweed“は「海藻全般」を表す単語です。わかめの他に「海苔」も“seaweed“で通じます。
海外でのわかめ
実はわかめは、海外では嫌われ者なんです。日本ではわかめを使った料理はよく食べられていますが、海外ではわかめを使った料理はありません。
実はこのわかめを愛しているのはほぼ日本人だけだということだそうです。
海外ではなんと「厄介者」として扱われているのだそうです
まとめ
自然の恵みに感謝して旬の味を楽しむことができました。
春のわかめはとても柔らかくておいしいです。この時期にしか味わうことのできない生ワカメですので是非ご賞味ください。
茹でた芯と根の部分にポン酢をかけて食べる生ワカメの酢の物は、歯答えがねばねばこりこり、磯の香りと酸っぱみがマッチして簡単でとてもおいしく頂けるのでおすすめです。
海の近くの道の駅の冷蔵庫にもならんでいるかもしれませんので、のぞいてみて下さい。